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    【アナリティクス】海外からの大量アクセスの記録を調べました

    【アナリティクス】海外から大量アクセスの記録があったので調べました

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    海外からの大量アクセス?こわいなあ。

     

    何が起きていたのか、調べてみました。

    この記事でわかること
    • 謎の大量アクセスの記録
    • 何が起きていたのか?という推測
    • Googleアナリティクスでカスタムレポートを使い、調査する方法
    目次

    発生した事案

     2021年9月22日の朝、Googleアナリティクスのグラフを確認したら、突然700を超える記録がついていました。

     調べてみると、海外から大量の記録がついているようです。

    発生日時2021/09/22 AM 03:10〜03:50(日本時間)
    症状Googleアナリティクスに、89か国から769ページビューが記録された
    Googleアナリティクスの不審なアクセス記録(地図)
     

    こんなに世界中の国から!
    これは何が起きているのでしょう?

    Webサーバーの記録を確認する

     不審な記録を見つけたので、まずはWebサーバーのアクセスログを確認してみます。

    Webサーバーのアクセスログをダウンロードする方法

     XServerにWebサイトを構築している場合は、以下の方法でアクセスログをダウンロードできます。

    1. XServerのサーバーパネルにログインする
    2. アクセス解析→アクセスログをクリック
    3. 対象のドメインを選択
    4. 対象の日付を選んで、ダウンロード
     

    他のレンタルサーバーをお使いの方は、
    「レンタルサーバー名 アクセスログ」などのキーワードで
    確認方法を調べてみてください。

    アクセスログを読む

     テキストファイルを開いて、該当の日時のログを確認してみましょう。

     

    アルファベットと数字がたくさんで意味がわかりません

     

    まずは、問題が発生した日時に、
    どんな記録が残っているかを見るだけで大丈夫です。

    今回の事例では、Webサーバーにアクセスログがありませんでした。

     

    ログのサイズも、前日とほぼ変わりません。。。

     

    大量アクセスなど、本当にあったのだろうか?

    猫の挿絵

    何が起きていたのか、推測する

    正常なアクセスがあったときの動作

     まず、正常なアクセスでは、以下のような動作でログが記録されます。

    1. クライアントからWebサーバーへアクセス
    2. Webサーバーが、自分のアクセスログに記録
    3. Webサイト上に設定してあるタグが、Googleのサーバーを呼び出す
    4. Googleアナリティクスに記録が残る
    正常なアクセス時のログの仕組み

    今回起きたことの憶測

     今回は、Webサーバーにログがないため、違う挙動をしていたはずです。

     このような方法だろうと考えています。

    1. 第3者がこのサイトのアナリティクスのタグをコピーし、
      自分の端末からGoogleサーバーを呼び出す
    2. Classnodeへのアクセスとして、Googleアナリティクスに記録が残る
    異常なアクセスによるアナリティクスへの記録(憶測)
    ※同じタグを実行し、不正なデータを記録したのではないか?
     

    憶測ですが、つじつまは合います。

     Googleアナリティクスのタグは、HTMLソースを確認すれば、簡単にわかります。
     そもそもタグは公開情報なので、情報漏洩の心配はありません。

    猫の挿絵001

    Googleアナリティクスで不正なデータを調べる

     カスタムレポート機能を使い、不正なデータを抽出してみました。

    作成したカスタムレポート

    Googleアナリティクスの不審なアクセス記録(地図)
     

    びっくりするほど世界中です。

    Googleアナリティクスの不審なアクセス記録(OS)
     

    色々なOSバージョンという設定のようです。
    ブラウザはChromeが多めでした。

    カスタムレポートの作り方

    1. ブラウザからGoogleアナリティクスにログイン
    2. メニューの「カスタム」→「カスタムレポート」をクリック
    3. 「新しいカスタムレポート」をクリック
    4. 以下の図の設定をし、「保存」
    アナリティクスのカスタムレポート(地図)
    地図のカスタムレポート作成画面
    アナリティクスのカスタムレポート(フラットテーブル)
    フラットテーブルのカスタムレポート作成

    フィルタの日時は、絞り込みたい日時に合わせて変更してください。

    わかったこと

     カスタムレポート機能を使って、調べたところ以下のことがわかりました。

    データソースが、すべて(not set)。
    ※正常なデータには存在しない。

    ページタイトルが、すべて(not set)。
    ※正常なデータには存在しない。

    わからないこと

     

    このデータを残した人は、
    何のためにこんなことをしたのでしょうか?

     

    リファラスパムのようです。
    参照元(リファラ)にアクセスしてもらおうという悪質な宣伝です。
    参照元URLには、安易にアクセスしないよう注意しましょう。

    2021.09.28追記

    再度、同じようなアクセスがあり、今回は参照元URLが設定されていました。

    Googleアナリティクスから不正なデータを除外する

     ここまでの調査結果を元に、今回は
     「Webサーバーへの攻撃はなかった」
     「目的は不明だが、影響範囲はGoogleアナリティクスだけである」
     と考えています。

     リファラスパムの発生を防ぐためにも、Googleアナリティクスのフィルタを追加し、
     ページタイトル:(not set)のデータを除外する設定を追加します。

    2021.09.28追記
    ページタイトルによるフィルタが正常に機能しません。申し訳ありません。
    現在、原因を調査中です。

    Googleアナリティクスにフィルタを追加する

    1. ブラウザから、Googleアナリティクスにログイン
    2. メニューの「管理」をクリック
    3. 「すべてのフィルタ」をクリック
    4. 「フィルタを追加」をクリック
    5. フィルタ名:not setを除外 と入力
    6. フィルタの種類:カスタム を選択
    7. カスタムを選択
    8. フィルタフィールド:ページタイトル を選択
    9. フィルタパターン:(not set) と入力
    10. 選択したビューに「すべてのウェブサイトのデータ」を追加
    11. 「保存」をクリック
    アナリティクスのフィルタ設定画面

     フィルターの反映には24時間ほどかかるそうです。
     しばらく待ちましょう。

    猫の挿絵002

    まとめ

     2021年9月23日現在、わかったことをまとめてみました。

     油断せずに、今後も各種ログやセキュリティ情報を確認したいと思います。

     最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
     みなさまの暮らしがより良くなりますように。

    お役に立てたら幸いです
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